ルビーにまつわるストーリー 2

7月も終わりですが、ルビーのお話をもう少し。

ルビー婚式をご存知でしょうか?

以前、6月の誕生石「真珠」の際、

結婚30周年を祝うものとして「真珠婚式」があると書きましたが、

さらに結婚40周年を祝うものとして「ルビー婚式」があります。

ルビーは硬度9、ダイアモンドの高度10に次ぐ硬度です。

そこで、結婚後40年もの長い間を共に過ごしてきたその絆の強さがルビーに例えられています。

さらに、ルビーはその色から愛も表すともされています。

ご夫婦の深い愛の象徴としてもルビーはふさわしいといえます。

また、以前お話しましたが、ルビーの赤は血の赤、

薬に用いられたりもしたこともあり、健康長寿の象徴ととらえられていたようです。

そこで、40年という長い年月を迎えることと共に、

長寿を祝うという意味でもルビーがふさわしいとされたようです。

 

 

もう一つ、ルビーのエピソードを・・・。

よく文章などで「ルビ」を振るといいますが、あの「ルビ」も実は宝石のルビーから来ています。

19世紀後半、イギリスで活版印刷に用いられていた活字は、

4.5ポイント  ⇒ ダイアモンド

5.0ポイント  ⇒ パール

5.5ポイント ⇒ ルビー

6.5ポイント ⇒ エメラルド

といった具合に、宝石の名前が付けられていました。

日本の新聞社が使っていた文字のフリガナは5.25ポイント。

イギリスの5.5ポイントと近かったので、「ルビ」と呼ばれるようになったそうです。

宝石のルビーとは全然関係ないのですが・・・。

なんだかとても暑かった7月も終わります。

もう少し8月は過ごしやすくなってくれることを祈りつつ・・・。