5月の誕生石 エメラルド Chap.2

5月も半ばを過ぎました。

最近、春を飛ばして夏になってしまったの?と

思われるような暑い日が続きますが、

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

5月の別名は「皐月(さつき)」。

旧暦の5月を指すのですが、

5月は田植えの時期。

(田んぼに水が張られて、カエルの鳴き声もしますね)

水田に稲の苗である早苗を植えることから、

早苗月となり、略されて「早月(さつき)」と呼ばれるようになったそうです。

さらに、皐月の「皐」の字は神にささげる稲穂という意味があるので、

「早」を「皐」に変えたという説が在るそうです..

稲刈りが終わり、

冬枯れしていた田んぼに水が張られ、

水田が息を吹き返し、

早苗が植えられ、

色々な花が咲き、木々は芽吹き、

カエルたち様々な生き物たちが動き出す、

緑が鮮やかに輝きだす季節が、皐月、五月です。

 

 

5月の誕生石、エメラルドも、

この季節にふさわしい、

緑に美しく輝く宝石です。

深みのある、かつ鮮やかな輝きのあるグリーン、

エメラルドは、数千年にわたって

他の緑色の宝石を測る基準となっていたそうです。

古代ローマの博物学者、プリニウスは

その著書「博物誌」に

「これ(エメラルド)より緑のものは存在しない」と書いています。

 

 

また、 エジプトのファラオからインカ帝国の皇帝まで、

エメラルド は王族たちを魅了してきました。

エジプトの女王クレオパトラもその一人。

彼女の魅力の一つは、そのエメラルドグリーンの瞳にあったといわれていますが、

さらに、エメラルドのジュエリーを身に着け、

時には粉にしたエメラルドで自らを美しく見せていたといわれています。

「アタワルパエメラルド」と呼ばれる最大級のエメラルドは、

マチュピチュで有名な

南米インカ帝国最後の皇帝「アタワルパ」から

スペインの征服者フランシスコ・ピサロが

奪ったものという伝説もあります。

 

エメラルドの宝石言葉は、

「幸運・幸福・夫婦愛・安定・希望」。

愛と美の女神 ヴィーナスの宝石ともされていています。

また、結婚55周年を、「エメラルド婚式」といいます。

愛の宝石のエメラルド、

深く落ち着いた緑を持つエメラルドが、

静かで尊い夫婦の生活(エメラルド)を表しているからだそうです。

 

 

5月の誕生石 エメラルドをはじめ

様々な宝石を取り揃えております。

皆様のご来店お待ち申し上げております。