9月の誕生石サファイアは、古くから誠意、真実、高潔を表すとされてきました。
◊ Pt 850 サファイア リング ◊
中世ヨーロッパでは、王族や聖職者たちの装飾品として用いられてきました。
カトリック教会では、サファイアは神の光・天を象徴するものとして、
その力が宿るよう、右手につけるようになったとされています。
イギリス王室では、戴冠式にサファイアの指輪をはめて、国を守ることを誓うともいわれています。
イギリス王室の王冠の先端の十字架にも、ブルーサファイアが埋め込まれています。
ルビーでは、「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」のカラーが一番美しいとされていますが、
サファイアでも、美しいとされているカラーがあります。
一つは「ロイヤル・ブルー」。
深みのある滑らかな濃いブルー。
イギリス王室ではこのブルーのサファイアが好まれたようで、
そのため、ロイヤル(王室の)・ブルーと名付けられたそうです。
もう一つ、美しいとされている色があります。
「コーンフラワー・ブルー」です。
コーンフラワーは矢車草。
こちらは、少し淡い色彩のブルーです。
「青の中の青」ともされる、コーンフラワーブルー。
もともとは100年以上前にインド北部のカシミール採掘されで採掘されていましたが、
現在はカシミールの産出は終わっているため、他産地のものとなっています。
深みのあるロイヤルブルーに比べ、鮮やかな、輝きのあるブルーです。
余談ですが、私が初めてサファイアという言葉を知ったのは、
手塚治虫氏のアニメ「リボンの騎士」の主人公、サファイア姫でした。
(再放送でしたが・・・)
男子だけが王位継承権を持つという状況で、
女の子なのに男の子として、様々な苦難に立ち向かっていくお話。
王族という高貴な生まれ、
苦難の中でも、リボンの騎士として懸命に生きていく姿、
サファイアという名前がふさわしい主人公と思います。
(そういえば、サファイア姫の衣装もブルーでした。)
またまた余談ですが、
最近の人では、サファイアといえば、
ポケットモンスターのキャラクター「ルビーサファイア」を思い浮かべるようです。
私は知らないキャラクター、年齢がばれてしまいます・・・。
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