12月の誕生石 トルコ石

先日、NHKの「所さん、大変ですよ」という番組で、日本でも採れるという宝石を見ました。

以前、トパーズのことを調べていた時に、トパーズは日本でも採れるとあったのですが、ほかにも取れる宝石があるそうです。

まずはトパーズ、岐阜県の中津川市で採れるそうです。

ここでは、水晶や、小さいですがアクアマリンも採れるそうです。

茨城県桜川市山の尾、こちらでガーネットやアクアマリンが採れるそうです。

奈良県の香芝市二上山裾の竹田川、こちらでは、サファイアやルビーの粒が発見されているそうです。

ほかにも、富山県の宮崎海岸ではヒスイ、福島県西会津町ではオパールなどが採れるそうです。

しかし、残念ながら、ジュエリーとして楽しめるほどの大きさのものや品質の高いものはなかなか発見されないようです。

ちょっと残念ですね。

 

 

さて、12月の誕生石はタンザナイト・トルコ石・ラピスラズリなどがあります。

今回は「トルコ石」について。

トルコ石は英名ターコイズ。

この宝石は、人類の歴史の中で一番古くから関わり合いのある宝石とされています。

古代エジプトの王墓から発見されていますし、インカ帝国の財宝の中にも宝飾品としてのトルコ石があります。

古代中国でも、殷王朝(紀元前17世紀ごろ~紀元前1046年)の統治者が身に着けていました。

ターコイズブルーという色の名前になったほど、大自然の中の広大な空を思わせる美しいブルーの石です。

ネイティブアメリカンの間では、「地球をとりまく美しい空」をあらわす石として、特に神聖視されていました。

雨ごいなど様々な儀式に用いられたといいます。

また、虹の終わりを追えば、トルコ石を見つけられるともされていたそうです。

じっと見つめていると、吸い込まれるような、とても神秘的な美しい青色をした石です。

さて、このトルコ石、その名前からトルコが原産地と思われるのですが、実はそうではありません。

諸説あるのですが、昔トルコの人達が治めていた領土から採れた石だからという説。

また、産地であるペルシャ(現イラン)やシナイ半島で採れた石を、トルコを経由してヨーロッパに持ち込まれたからという説。

トルコの貿易商人が扱っていたからという説などがあります。

宝石言葉は、「成功」「健康」「繁栄」などです。

余談ですが、トルコ石の青、高品質のものは「ロビンズエッグブルー」や「スカイブルー」や「ペルシアンブルー」と評されます。

この「ロビンスエッグブルー」はコマドリの卵の青色(本当にコマドリの卵はきれいな青色をしています)のこと。

そしてこの青色は、ティファニーで使われているあの青色なんです。

ロビンスエッグブルーは、イギリスでは大切なものを表す色だったそうです。

また、青色は真実や高潔さの象徴ともされ、このイメージからティファニーは青をブランドのイメージカラーとして使用することにしたそうです。

 

 

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